WHITE DAY Yuri×Murata


こんばんは!!!
大変ご無沙汰しております。
みなさんはお元気でしたか?
私は新しい小説をUPしようと思いつつも、あれこれ妄想したあげくに、上手く内容がまとまらず、とうとう一ヶ月が過ぎようと……。
今日はおわび(?)といってはなんですが、とってもハッピー&サプライズ的なものを見つけましたので、こちらに載せておきますね♪
なんでも、『緊急ホワイトデー企画』ということで、喬林知先生が書き下ろし短編を公開しちゃったりとかなんとかっ!!!
公開期間は、【2008年3月14日(金)〜4月3日(木)予定】だそうですよ。
ぜひぜひご覧あれっ☆
みなさんお見逃し無く!!!



posted by 翠
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thema:ショート・ストーリー - genre:小説・文学


春はマのつく誓いの日!?
俺、渋谷有利原宿不利、16歳。
ごく普通な高校生だった俺が、ひょんなことから異世界へ流されて、第27代魔王陛下になったのはいいものも、毎日がこれって夢落ち!?って思うほどの出来事だらけだった。
そんな異世界、眞魔国は今春まっさかり。
春というと、これまたひょんなことから俺の婚約者になった、ヴォルフラムの生まれた季節だ。
俺よりも推定66歳は年上なのに、見た目は俺と同級生って感じなあいつは、ツェリ様ゆずりの太陽でも月光にでも輝く金髪と、深い翡翠をおもわせるエメラルドグリーンの瞳を持っている。
きっと地球では誰もが振り返る外見なのに、性格はわがままプーのじゃりんこプー。
…まぁ、こんなギャップが可愛いんだけど。



俺が今歩いているのは、血盟城の廊下。
そう、ヴォルフラムの部屋へ向かっているところだ。
血盟城は一応俺の所有物ってことになってるんだけど、まだまだ全体を把握できていない。
隅から隅まで知ろうと思えば出来るかもしれないけど、ちょっと怖くて勇気を出せないのが現実だ。
魔王陛下やってるのに、我ながら情けないって時々思う。
こんな話をしている間に、扉の前まで着いてしまった。
えっと、まず部屋にはいるときは、軽くノックしてからっと…。
トントン。
「ヴォルフラムー?俺。入ってもいい?」
足音が近づいてくる。どこか嬉しそうだ。
「あ、ああ。ユーリか。いいぞ」
お邪魔しマース、と声に出しながら、扉を開けて部屋に入った。
ヴォルフラムの机には、薄緑の書類らしき紙が散乱している。
「もしかして、なにか仕事中だったとか?俺、邪魔したかな」
「そんなことはない。ちょうど一段落したところだ」
「ほっ。なら良かった〜。なぁ、ヴォルフラム、少し遠乗りしてみないか?ほら、息抜きにさ」
俺の教育係であるギュンターには、そんなに度々出かけられては危険です、って口うるさく言われてるけど、今日は特別だ。
「遠乗りだと?なぜ僕が行かなければならないんだ…。だ、だが、お前がどーしても行きたいのならば、僕は護衛役として付いていってやってもいいぞっ」
嫌かなーと思っていたけど、そうまんざらでもなさそうな表情をしている。
結局ヴォルフラムと俺は、自分たちの愛馬に乗って、城下街を過ぎたなだらかな丘まで行くことにした。




パカパカ。パカパカ。
陽差しも暖かいし、ヴォルフラムを誘って良かったなーって思う。
俺のアオもなんだか楽しそうだ。
少し後ろを振り向いて、ヴォルフラムに声をかけてみた。
「この丘、綺麗だろ?こないだコンラッドと見つけたんだぜ」
コンラッドと聞いて、ヴォルフラムが過剰反応する。
「なっ!コンラートだと?僕という婚約者がいながら、どういう心構えをしているんだ!!」
やっぱり、なんか誤解している。ただコンラッドには、朝練につきあってもらっただけなのに。
「違うって。コンラッドとは、トレーニングでここに来たの。誤解するなよなー」
「むっ。そ、そうか。ならいいんだ、それなら…」
ヴォルフラムのふて腐れたような、拗ねた顔も可愛い。
俺とヴォルフラムがそんな調子でお喋りしながら愛馬に乗っていると、やっと丘の頂上についた。
愛馬から降りた俺達は、しばらくの間、丘からの景色に感動していた。
ここからは、城下と血盟城が見渡せる。これもヴォルフラムに教えたかったうちの一つだ。
「なっ、ヴォルフラム。綺麗というか、凄いだろ?」
「そうだな…。僕はこんな所知らなかったのに、こちらへ来たばかりのお前が知っているのには驚いた」
俺はいつの間にか、丘からの景色ではなく、隣に立っているヴォルフラムの横顔に見とれていた。
「ん?ユーリ、どうかしたのか?」
「えっ、あ、なんでもない!……あのさ、もう少し歩けるか?連れて行きたい場所があるんだけど…」
ふぅ。本来の目的を忘れるところだった。
ヴォルフラムは不思議そうな表情で、俺に尋ねてきた。
「もちろん歩けるぞ。…なんだ、ここを僕に見せたかった訳じゃないのか?」
「それもあるよ。でも、あともう一つ、今回のメインイベントが残ってるんだ。よし、行こう!」
俺はヴォルフラムの手を取って、目的地に向かって歩き始めた。
歩きながら、ヴォルフラムの様子を横目で見ると、少し顔を赤らめて、俯いていた。



「…到着!」
「……!?!?」
俺たちが辿り着いたのは、もうとっくの昔に使われなくなった教会だった。
いい感じに蔦も壁に絡みついているし、周りには色とりどりの花も咲いている。
ヴォルフラムは、口をパクパクして目を見開いていた。
「さぁ、中に入ろうぜ」
俺はヴォルフラムと手を繋いだまま、教会の扉を開いた。
「ユーリ…。これは一体どういうことだ…?」
「どういうこともなにも、今の季節はお前の誕生日だろ?」
俺はヴォルフラムの手をひっぱって、祭壇の前に立った。
「俺、渋谷有利は、フォンビーレフェルト卿ヴォルフラムを生涯の伴侶とし、喜びをともに分かち合い苦しみはともに乗り越え生涯愛し続けることを誓います」
「なっ…。ユーリ、お前…」
「ほら。ヴォルフラムも言えよ、誓いの言葉」
俺からこう言われたヴォルフラムは、耳まで顔を赤らめて、もごもごと言葉を続けた。
「僕、フォンビーレフェルト・ヴォルフラムは、渋谷ユーリを生涯の伴侶とし、喜びをともに分かち合い苦しみはともに乗り越え生涯愛し続けることを誓います」
そう、今日わざわざ遠乗りを持ちかけたのは、ヴォルフラムと二人っきりで結婚式を挙げるためだった。
「一生の思い出に残る誕生日プレゼントだろ、ヴォルフラム?」
正式な結婚式はまだまだ先になるだろう。だからこそ、ドレスもブーケも何もないけど、今のうちに誰にも邪魔をされない時間を楽しみたかった。
「…ありがとう、ユーリ。僕はこの日をずっと忘れない」
ヴォルフラムは、顔満面に天使のような笑みを浮かばせて、俺にこう誓った。






お久しぶりですwやっと二本目がUPできましたー♪
今回はあえて、前回の続きではなく、ユーリのヴォルフの結婚式を実現(!?)しちゃいましたvV まぁ、私の脳内妄想ですが…orz
そういえば、4月からアニメで第3期スタートですっ!!
ホントに、ユヴォル派の私としては、そろそろ結婚して欲しい…((オイ
では、これからも亀さんよりもノロノロペースで更新していきたいと思います。今後ともご贔屓に〜☆
最後になりましたが、拍手やコメントを下さった方々、有り難うございましたw とってもやる気が出ましたよbb
posted by 翠
category:今日からマ王!   comment:0 trackback:0

thema:二次創作 - genre:小説・文学


眞マ国でバカ祭り!?
「ユーリ、ユーリー!おかえり〜!!」
「おっとっと。よっ、グレタ、ただいまー。元気にしてたかー?」
「グレタ、いっつも元気だよー!こないだね、毒女シリーズの最新刊が出てね、グウェンに読んでもらったのー」
「グ、グウェンダルが…」
「それでねー、グウェンってすっごく読むのが上手で、グレタってばそのままウトウトして眠っちゃったんだ」
「へ、へぇ〜。…グウェンダルにそんな子守歌的な才能があったなんて、王様やってる俺でも知らなかったよ…」
「エヘヘ。そしたら、アニシナが部屋に入ってきたらしくて、グウェンは悲鳴を上げてどこかに行っちゃったのー」
「…ご愁傷さまです」
「あっ、ヴォルフラムー!ユーリはここにいるよー」
「この!へなちょこユーリ!!今までどこに行ってたんだ!」
「ど、どこって…。今地球からここへ着いたばっかりなんですけど…」
「それはともかくだなっ。コンラートからある重大な事実を聞いたぞ!」
「話題転換早すぎだからっ!…ってコンラッドから聞いた事実って、嫌な予感するなぁ」
「地球には、まんぐーせつというお祭りがあるんだそうだ。それでだな、急きょこちらでもそのまんぐーせつを血盟城と城下で行うことにした」
「まんぐーせつ?それってマングースか?俺は知らないぞ、そんな祭り」
「お前がいうマングースとやら知らないが、響きが良いだろう。なんだかこう魔族にふさわしいような感じがする」
「うーん。魔族にふさわしいお祭り…。俺の忠実なGショックではハロウィンっていう季節でもないしなぁ」
「ちちうえー。ま・ん・ぐー・せ・つーってどういうお祭りなのー?」
「くそ〜。可愛い我が娘の質問なのに、答えられなくてゴメンなー。…あ〜、こういうことなら、もっと勉強しとくんだったよ…」
「と、とにかくだな!そのまんぐーせつを明日行うからなっ。今日はあまりうろちょろせずに、部屋かどこかでじっとしてろよ!」
「はいはーい。了解しましたー…。」
「むっなんだ、そのやる気のない返事は!僕はお前の婚約者なんだぞ!婚約者にはもっと誠実で優しくいたわりのある言葉をかけたらどうなんだっ」
「毎回言わせて貰って悪いけど、普通男同士で婚約者ってあり!?俺はノーマルだからっ、
確実にありえねーのっ」
「その件に関しては、僕も毎回言わせて貰ってると思うが、ユーリ。お前が古式ゆかしい方法で求婚をしたんだ。母上も兄上も承認済みだぞ」
「あ゛あぁぁぁ〜。俺はいつも違うって言ってるのに〜。誰か神様でも仏様でも勇者様でもいいから助けてえーーー!!!」





「えっと、コンラッドの部屋はどこだっけ。確かこの辺だったはず…っと、おっ、本人発見!ちょっとコンラッドー、ストーップ!!」
「…おや、陛下。どうかなされましたか?もしかして具合でも悪いのでは?」
「陛下じゃなくってユーリ。あんた名付け親だろ?いい加減覚えてくれよなー。あっ、体調は悪くないからそこんとこは安心して」
「はいはい、すみませんでした、ユーリ。ところで、俺に何か用事でも?」
「そーだった!あのさ、コンラッド。ヴォルフラムに何かまた変なこと吹き込んだだろ?」
「変なことですか?俺は身に覚えがありませんけど…。…そういえば、ヴォルフラムがユーリのいる地球のお祭りを聞いてきたので、万愚節というのを教えましたね」
「それだよそれ。その万愚節というのはどういう祭りだっけ?」
「ユーリ、分かりませんか?今日は地球の時間では3月31日ですよ。となると、明日は…?」
「明日というと、3月はもう今日で終わりだから、4月1日…。ぁ、もしかして…エイプリルフール?」
「そのもしかして、です。いやぁ、地球にはとても面白い祭りがありますねぇ。俺がアメリカにいたときも、陸軍の仲間達と楽しみました」
「えーっと…。ちなみにコンラッドは、ヴォルフラムになんて説明した?」
「そうですねぇ。人をからかうような害のない嘘をついても良い日、というようなことを言いましたね」
「俺の覚えてる限りだと、その内容は正しいな…。さすがコンラッド!…じゃなくって、なんでそんな面倒くさい事を教えたんだー!!!俺、あまり良い思い出無いのに…」
「あははは。俺は楽しいお祭りだと思いましたけどねぇ。では、この際ですし、眞魔国で良い思い出を作ってください」
「…というか、今気付いたんだけど、エイプリルフールって決してお祭りじゃないからっ!
四月馬鹿って言う意味の風習だから!!」
「まぁまぁ、お祭りでも風習でも大して意味は変わりませんよ。そもそも眞魔国には無かったものですし、良いじゃありませんか」
「…なんかコンラッドって、そういう微妙に大切なことに対してさばさばしてるよなー。…あぁ、俺の魔王史にまた新たなる間違った歴史が刻まれる…」





読んでくださった方、ありがとうございます。一応完結したのですが、実はこの続きもあるんです…。キリがいいかなーっと思って、ここまでにしておいたのですけどね。なんとなく続きが知りたいなーって方は、コメントよろしくお願いします!それが翠の元気の源、やる気へと繋がるので♪
posted by 翠
category:今日からマ王!   comment:3 trackback:0

thema:二次創作 - genre:小説・文学


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